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2006.10.03

プレスシンク。

今日は昨日に引き続きまして、仕事の内容について・・・

高橋製作所は手板金シンク、カウンターを作っている会社です。

・・・と、謳っていますが、(2回目)写真のようなプレスシンクとの
コラボレーションもやっております。(大袈裟ですね・・・)

お客様によっては、「手板金シンクよりも、プレスシンクの方がいい」・・・と、
おっしゃられる方もいらっしゃいます。

正直申し上げて、手板金シンク(特にH.L)は、使い始めの時、
水の流れが悪い所もあります。

ですが、既製のカウンターでは自分の好みにあった、デザイン、寸法のモノがない。
・・・といった時に使う方法ですね。

一般的にプレスシンクを溶接する際に使われる方法は、
シーム溶接という溶接方法です。
ですが、この方法ですと、溶接可能なモノは限られてしまう場合があります。

高橋製作所では、プレスシンクの溶接にも、アルゴン溶接を使っております。

一見、手板金シンクの溶接と、プレスシンクの溶接は同じ様に見えますが、
結構違います。

一言で言うならば・・・・・・・・・・・・・・・ムズカシイ!!

私も上手く溶接出来るまでに、2、3台はダメにしました。
しっかり溶接出来ていないと、研磨した時に穴が開いてしまいます。
その穴を溶接で埋めようとしても、9割方ダメですね。

研磨した後のステンレスは、最初の板の状態よりも薄くなっていますので、
(薄いと言ってもシンクは外れないですよ。)
溶接しようと試みた瞬間に、恐ろしいほど穴が広がっていきます。

なので、一発で決めないとダメなんですねぇ。

(ここに書いてある溶接と言うのは、天板とシンクをくっ付ける溶接のことです。)
解かり難かったカナ?